親王塚古墳(しんのうづかこふん)は崇神(すじん)天皇の皇子、大入杵命(おおいりきのみこと)の陵墓といわれ、周囲に濠をめぐらしています。能登では有数の規模をほこり、平家物語にも「小田中のシンノウヅカ」と書かれているように800年前から名の知れた古墳であります。古墳の造営年代は、4世紀後半から末期にかけてと推測されています。近くには優美な墳形をなした亀塚古墳もあります。