能登最大規模のブナ林をもつ天平の霊峰「石動山」は、約1300年前に泰澄大師(たいちょうたいし)により開山されました。最も栄えた中世には360余りの院坊、約3000人の衆徒がいたと伝えられています。山頂一帯は国の史跡に指定されており、現在は、中心的な坊の一つ「大宮坊」をはじめ数々の寺院跡が復元整備されています。前田利家が能登国の領主となった当時の重要な合戦の地としても知られており、その歴史は人々の心を魅了しています。