大宮坊は、石動山の中心的な坊の1つで、最盛期(中世)には360余坊すべてを支配した別当寺(寺務を取り仕切る役所)として、最も高い格式と威厳を有していました。一山の支配・運営、加賀藩や京都の本山との交渉、年中行事などの寺務が執り行われていた場所です。発掘調査の成果と文献史料をもとに、平成10年度から復元工事が進められ、平成14年11月に完成しました。